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チェアインプレッション Vol.3 【コンテッサ セコンダ】

■ 使用イメージをお伝えするために

「部屋に入れられるだろうか?」「使い心地はどうなの?」
家具選びの際、誰もが一度は気にするこの問題。椅子も同じくサイズや使用感が気になるところ。
近くのお店で取り扱いが無い場合、通販サイトを利用する方も多いと思います。
「でも、商品ページの写真だけで選ぶのは不安。」そんな方も少なくないはず。

当シリーズ記事では「使用イメージを確認したい」「大きさはどのくらい?」「重くないか?」等々、お客様から日々寄せられる質問をもとに、予め確認しておきたい椅子の情報を、椅子道楽スタッフのレビューとともにお届けします。

■ Vol.3「Contessa Ⅱ(コンテッサ セコンダ)」

オカムラのオフィスチェアを代表するモデル「コンテッサ」。
知名度もさることながら、その人気は初代コンテッサからリニューアルを遂げた現行モデル「コンテッサ セコンダ」でも衰える事はありません。
一体何がそこまでユーザーを魅了するのか?人気の秘密に迫りたいと思います。

■ サイズ比較

【参考モデル】:
コンテッサ セコンダ
エクストラハイバック 可動肘タイプ
ランバーサポート ハンガー付

【比較参考】:
スタッフA 身長162㎝、体重55㎏

オプションまでフルセットのコンテッサ セコンダ(以下 コンテッサⅡ)です。オカムラのオフィスチェアの中でもかなりの高級仕様。…座り心地に期待が高まります。

色はダークグリーンで大人の佇まいを感じさせるシックな印象。高級感漂うメッキフレームはまばゆい輝きを放っています。
よく比較される同じ価格帯のライバルチェアについても、スタッフが座り比べた印象の違いを交えつつ後述していきたいと思います。

さて、写真からもお分かりいただけるように“エクストラハイバック”のコンテッサⅡはそれなりに大きさのある椅子です。前回ご紹介したフルーエントとは打って変わってゆったりとした幅があります。小柄なスタッフAとしては「大きい」の一言に尽きます。おそらく身長170cm前後の方であれば体格的にジャストフィットするサイズではないでしょうか。

もちろん、ヘッドレストのない“ハイバック”タイプもございます。高さが減る分、ある程度コンパクトにはなりますが、シルエットバランスはコンテッサらしさを失いません。こちらは、スタッフと同じくらいの体格の方でも座りやすいと思います。

いずれにしても、身体の大きさに合ったモデルを選ぶことが、椅子選びの失敗を防ぐためのポイントです。コンテッサⅡを検討している方はその点も注意すると良いでしょう。

前回と同じく、お問い合わせの多いドア幅とのサイズ比較もしてみましょう。

幅80㎝のエントランス扉でサイズを比較します。
コンテッサⅡは脚部の直径70cmが最大幅。これを下回る通路幅・ドア幅では搬入が難しくなります。あくまで目安ですが75cm程度の幅があれば、壁などにぶつけずに通せそうです。どこで購入しても椅子は完成品でお届けされるケースがほとんどだと思いますので、入り口の幅に不安がある場合、搬入経路はしっかりと検討する必要があります。

■座った際のイメージ

今回は身長180cmのスタッフB(写真右側)にもイメージ比較に協力してもらいました。正面から見ると、体格差による違いがお分かり頂けると思います。

スタッフAではやや広い座面も、スタッフBの場合はぴっちり。
背もたれの通気性は申し分なく、暑い季節でも背中が蒸れることはないでしょう。オプションのランバーサポートにより腰回りはきちんと支えられますが、ヘッドレストについては、スタッフBの場合だと少し位置が低いようです。

今回使用したコンテッサⅡは背もたれだけでなく、座面もメッシュ仕様であるため、クッションのようなソフトな感触とは異なり、お尻が“支えられている”という感覚の座り心地です。
生地に弾力があるため、しっかりとした安定感のある座面ですが、柔らかめの座面が好みのスタッフBは少し硬く感じるとのことでした。

もちろん、コンテッサⅡには座面がクッション仕様のモデルもラインナップされています。
座面の部位ごとに硬さを微調整したオカムラ独自開発のクッションを採用しているため、柔らかめの座面が好みの方にはこちらのタイプが良いでしょう。
メッシュ・クッションともに得意・不得意とする部分がありますので、最終的には個人の好みに合わせて座面を選ぶことをお勧めします。

スタッフAの印象では、今回試した背座メッシュタイプのコンテッサⅡは、ゆったりくつろぐ椅子というよりも、”ワーカーを支えるための椅子”という性格を強く感じるモデルです。

■ 質感・性能

左から順に、フレーム、メッシュ生地、ボディの質感です。

コンテッサⅡといえば、この鏡のように磨かれたフレームが最も目を引く特徴ではないでしょうか。

フレームの材質はアルミダイキャストで、ボディ部分は樹脂製です。重さを確認するためスタッフAが試しに持ち上げたところ、床から数センチ浮かせるだけでもそれなりの力が必要でした。ずっしりと重いです。階段を上がらなければならないときは、成人男性でも安全のために2人以上で持ち上げたほうが良いでしょう。

目が粗めで風通しの良いメッシュ生地は、並の生地では比較にならない耐久力を誇ります。体重130キロオーバーのユーザーが24時間×7日間使い続ける想定の耐久試験をクリアしているといえば、どれほどタフな生地であるかお分かりいただけるかと思います。座面が破けたという話はスタッフの知る限り耳にした事はありません。

椅子全体のフォルムはイタリアが世界に誇るデザインファクトリー「イタルデザイン」による監修です。映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」に登場する車“デロリアン”をデザインした会社といえば、ピンと来る方も多いのではないでしょうか。数々の名車のデザインや様々なプロダクトデザインを手掛けてきた会社として世界的に有名です。「イタルデザイン」ならではの男心がくすぐられるような“かっこよさ”がコンテッサⅡのデザインにも盛り込まれている気がします。

■ スタッフ一押しの便利機能

コンテッサⅡは、操作性にこだわった機能設計も特徴です。今回は、スタッフA一押しのお勧め機能として“アーム機能”をご紹介したいと思います。

オカムラの椅子の多くは、座ったままの状態で椅子全体の操作を可能とする「スマートオペレーション」という機能コンセプトが盛り込まれています。
その一つとして、コンテッサⅡではアーム先端に操作レバーを取り付け、各種の調整が簡単に出来るような設計が施されています。

右の画像をご覧下さい。手のすぐ下、アーム先端にレバーがあるのがお分かりいただけるでしょうか。左のアームは“リクライニング調整”。右のアームは“座面の高さ調整”機能に分けられています。

レバーが肘に付いているだけで何が違うのかと思われるかも知れませんが、これが侮れません。椅子に座った際に一番使う頻度の高い機能が手元に集約されているため、調整にわずらわしさが無く、感覚的な操作ができます。
座面の下に手を伸ばして、あれかこれかと手探りでレバーを探す“小さな一手間”が無いため、操作が軽快です。

スタッフAとしては、この“小さな一手間”の違いが椅子の使いやすさに大きく響いてくるのではないかと感じます。コンテッサⅡをお勧めしたい理由はまさにここにあります。

■「コンテッサ」と「コンテッサⅡ」の違い

「コンテッサ」と「コンテッサⅡ」は一体何が違うのか?
Web上でもよく見かける質問の一つです。基本的なデザインはどちらも変わらないため、見た目ではほとんど違いが分からないことが原因ではないかと思います。

では、一体どこが違うのかというと、大まかに「フレーム強度の向上」「カラーバリエーションの更新」「チェアバリエーションの増強」が現行モデルの「コンテッサⅡ」に加えられた主な変更点です。

左の画像は「コンテッサ」のハイバックタイプのモデルです。ヘッドレストの有無などいくつかの仕様は異なりますが、大まかなシルエットは「コンテッサⅡ」とそれほど変わらないことが、お分かりいただけるかと思います。

メーカーによると、「コンテッサⅡ」のフレーム強度設計は、体の大きな海外ユーザーの使用も想定しているようです。
デザイン面ではこれまで剥き出しとなっていたパーツ連結部のボルトが隠されるなど、細かなリニューアルが施されています。
セージ・グリーン・イエロー・オレンジといったカラーラインナップもユーザーのニーズやトレンドを取り入れた新しい色合いに調整されました。
新規追加の「ハイチェア」や「四本脚リターン」などのモデルは通常モデルでは合わせにくい環境にもバッチリと応えてくれそうです。

■ライバルチェアとの印象比較

価格帯が近く比較されることの多い椅子として、ハーマンミラー社の「アーロンチェア」を例にコンテッサⅡとの印象の違いを簡単に触れておきたいと思います。

椅子の優劣ではなく、スタッフAの体感したそれぞれの特徴や印象をお伝えする内容ですので、その点を予めご理解いただきますようよろしくお願いいたします。

さて、オフィスチェアや在宅ワーク用の椅子を探していると、一度はその性能や評判を耳にする椅子といえばこの「アーロンチェア」ではないでしょうか?

今や、高級オフィスチェアの代名詞とも言えるこの椅子は、1994年に登場して以来、世界中のワーカーから高く支持されてきました。同年にはニューヨーク近代美術館の永久収蔵品にも選定されています。

今回、参考にしたモデルは現行の「アーロンチェア リマスタード B(以下アーロンチェア)」というモデルです。
アーロンチェアはサイズが小さい順にA・B・Cというラインナップが展開されており、Bタイプは身長が概ね160cm以上の方を想定した中間的なサイズのようです。

椅子に腰掛けてまず最初に感じたことは、「ワイドな開放感」。小柄な方であればあぐらをかけそうな広い座面は、フレームまで含めると幅50cm少々のサイズでしょうか。コンテッサⅡも52〜53cmと座面幅はそれほど変わらないのですが、全体的なデザインや設計が異なるためか、アーロンチェアの方が実際のサイズよりも大きく感じられます。「いくら何でも大きすぎないか?」という不安を抱えながら椅子に腰掛けると、そんな不安を覆すような安定感のある座り心地が身体を支えてくれます。美術館のコレクションになった椅子は伊達ではないようです。

座面メッシュはテンションが部位ごとに異なるようで、コンテッサに比べるとやや“フワッ”とした感触です。お尻の収まりの良さも感じられます。
全体にしなやかな弾力性を備え、通気性の良好なコンテッサⅡの生地に対し、アーロンチェアのメッシュは触れた際のさらりとした肌触りや、部位ごとに細かく調整されたテンションが特徴でしょうか。

余談ですが、世界で初めてメッシュ座面を採用したオフィスチェアはアーロンチェアです。背座メッシュのオフィスチェアの源流は、アーロンチェアから始まっています。

背もたれの違いも見てみましょう。コンテッサⅡではオプションとして腰回りを支えるランバーサポートを備えたモデルも選択できますが、アーロンチェアでは、標準装備として腰を支えるパーツが組み込まれているようです。

コンテッサⅡでは、腰全体を支える形状で上下に幅広く可動するランバーサポートが特徴ですが、アーロンチェアシリーズでは骨盤の中央付近にある「仙骨」周辺をサポートする「ポスチャーフィット」というパーツが組み込まれています。今回座った現行型のモデルでは仙骨より上にある「腰椎」もサポートする改良型(ポスチャーフィットSL)が採用されていました。上記イラストのように背骨に沿った縦長の配置で、側面にはサポートの強さを調整するノブが取り付けられています。逆三角形タイプのコンテッサⅡのランバーサポートとは形が大きく異なります。

上下移動のみのシンプルで直感的な操作ですぐに腰のサポートを感じられるのがコンテッサⅡのランバーサポート。無駄なく必要な箇所のみに支える範囲が絞られており自分の好みに合わせてサポートの強さを微調整できるのがアーロンチェアという違いがあるようです。

■まとめ

まだまだ語りきれない魅力がコンテッサⅡには詰まっています。オフィスチェアとしては間違いなくトップレベルの性能を持つ椅子です。ご興味のある方は、出来れば一度、実物のあるショールームなどに足を運ぶことをお勧めします。ご自身で体感していただく事が、最終的には一番の判断材料となります。
椅子探しのヒントとして、スタッフのインプレッションが何らかの形で皆様のお役に立てば幸いです。

■動画

動作の様子を短い動画にまとめました。
コンテッサⅡをご検討される方のお役に立てば幸いです。

【紹介動画】