オフィスチェア、オカムラ(岡村製作所)の椅子正規代理店の椅子道楽バロン、コンテッサをはじめオカムラ製の椅子を豊富に取揃えています。
3.作品紹介
3.作品紹介
ジウジアーロの代表作
ジウジアーロの代表作(Wikipediaより抜粋)
【海外】
【日本】
【鉄道車両】
イタリア国鉄 ETR460(1995)/ETR480
【その他】
セイコー スピードマスター
ニコン F3、EM、F4、ニコノスRS、F5、F6、D3
ダイワ精工 チームダイワベイトキャスティングリール(TD-S、X、Z)シリーズ
FNN NEWSCOMセット(フジテレビ系、1990-1991)
岡村製作所 デスクチェア『コンテッサ』『バロン』
SHOEI ヘルメット『Z100』『GX-1』
ブリヂストン自転車『ブルゾン』
ピエトロ・ベレッタ 銃器『M9000S』『Px4Storm』『Cx4Storm』『90two』
ジウジアーロのお気に入り
ジウジアーロは、自身のカーデザインで最も気に入っているのは何かと聞かれたとき、『フィアット・パンダ』と『フォルクスワーゲン・ゴルフ』であると答えています(1985年当時の発言)。
前者は画期的なデザインの研究が具現化されたからであり、後者は600万台以上売れたからということを理由に挙げています。
VWゴルフへの道のり
1974年に発表されたVWゴルフは、ジウジアーロがデザインした車で初めてのヒット作となりました。と同時に、彼の名を自動車業界のみならず、広く一般に知らしめる役割も果たしたのです。特に、フォルクスワーゲン・ゴルフ(以下VWゴルフ)が彼のデザインであることが世に知れわたると、彼の名は一般のマスコミや女性誌にまで登場するようになりました。
独立し、イタル・デザイン社を率いてデザインを手がけるようになったジウジアーロは、デザインを「単にスタイリングする」だけでなく、それをエンジニアリングにによって裏付けるという、現在に至る彼のデザイン哲学を具現化すべく研究を始めていました。
彼の挑戦は、イタル・デザインを設立して間もない1971年、イタリアのアルファロメオ・アルファスッドという量産車のデザインを手がけることから始まったのです。アルファロメオ・アルファスッドは、アルファロメオ社が南イタリアに工場を新設する際、企画されたオールニューの新車でした。ジウジアーロはこのプロジェクトに、工場のレイアウトをデザインすることまで任されました。ジウジアーロのデザイン哲学に対する試みは、商品イメージや性格が確立されていないブランニューモデルであったからこそできたチャレンジでした。
リアデッキのない2ボックス・スタイルにまとめられたアルファスッドは、居住性とスペース・ユーティリティをコンパクトなサイズで実現するという、のちにVWゴルフで大きく花開くジウジアーロのデザインテーマがすでに芽生えていたのです。
ジウジアーロのデザイン哲学が花開いたVWゴルフ
アルファロメオ・アルファスッドで見せた彼のデザイン哲学は、1974年に発表されたVWゴルフによって大きく花開きます。
ドイツのフォルクスワーゲン社は、20数年にわたって世界中で親しまれてきた名車、VWビートルに代わる次世代モデルを模索していました。その中には、当時の最新の技術とスタイリングを採用したいというフォルクスワーゲン社の挑戦がありました。そこでジウジアーロに白羽の矢が立ったのです。
ジウジアーロは、VWゴルフに全体が「2つの箱」で構成されたデザインを施しました。車の前半、エンジンと駆動系などを包むメカニカル・コンパートメントと、後半の乗員とラゲッジのためのキャビンという2つの箱です。
前半の箱にはエンジンと駆動系のメカが凝縮されています。先代のビートルは、リアエンジン・リアドライブ、いわゆるRR形式でした。ゴルフは、その駆動形式からの決別と、当時最新の駆動方式であったFF(フロントエンジン・フロントドライブ)であることをアピールするデザインであったのです。そして、広い室内をイメージさせる後半の箱。VWゴルフは、彼のデザイン哲学を余すことなく表現したエポックメイキングな製品となりました。こうしてVWゴルフは、世界中で爆発的なヒットを飛ばしたのです。
ジウジアーロが提唱した2つの箱は、「2ボックススタイル」という、後の小型車のスタンダードになるものでした。
ジウジアーロが手がけた椅子
■テクノ「P55」(1983)
『ヨーロッパの主要都市に販売拠点を持つテクノ社(ミラノ)は、事務用の椅子のデザインでジウジアーロを起用した。テクノ社によれば、このプロジェクトは、着座姿勢における座面と背もたれの関係を調べる研究プログラムから出発したのだという。基本形状とスプリングを設計するために、人間工学的で人体測定学的なデータが駆使されたといわれるこの「P55」は、鋳造のアルミ・シェルとスリット入り(裂け目のあるもの)の背もたれに特徴がある』
(『カーデザインの巨人 ジウジアーロ』小学館、1985 より引用)
■ストリート・ファニチャー(1987)
『一枚のアルミ平板を曲げ加工で製作するこのベンチは、道路標識や路上案内板、街灯やごみ箱などの街路設備を総合的に整備する都市家具デザインの一環として生まれた。この計画に当たっては、周囲の環境と調和するデザインと、製作工程の簡素化が求められた。
設置される場所ごとに異なる多様な環境には、単一的な規格では対応できないことは自明の理であるが、ジウジアーロはあえて、基本的でかつ柔軟な構成とデザインで、この困難な要請に挑戦した。ベンチの断面製図からも分かるように、設計にはカー・デザインで蓄積された人間工学的なノウハウが各所に応用されている。
ジウジアーロがこの仕事に積極的に取り組んだことは、彼が車や工業製品だけでなく、家具やインテリア・デザイン、そしてよりスケールの大きな都市計画などにも強い興味を持つことを示している』
(『ジウジアーロ・デザインの世界』朝日新聞社、1989 より引用)
■チノーバ「エリカ」(1992)
『ジウジアーロによってデザインされたElikaというアーム・チェアーは、1990年にチノーバ社が家具の展示会のスタンドデザインをジウジアーロデザイン社に依頼し、それが成功したことをきっかけに生まれたものである。
新しいアーム・チェアーのデザインを依頼されたジウジアーロは、椅子というものに対して人々が求める本質的な部分をいかに具現化するかということにテーマをしぼりこんだ。それは、すわり心地がよいかたちであり、持ち運びが楽であり、装飾されすぎていない椅子というものであった。
その結果、背もたれとアーム・レストを兼ねたフロント部分、アルミニウム製の後脚、クッションという3つの部品を組み合わせただけという極めてシンプルなデザインが生まれた。
このアーム・チェアーは、部品の素材を変え、その組み合わせを変えることにより同じデザインでありながら豊富なバリエーションを可能にもしている。背もたれとアーム・レストを兼ねたフロント部分は、伝統的なチェリーウッド、特殊樹脂、カーボン・ファイバー、クッションは、革、布、化学素材というそれぞれ三種類の素材が使用されているからである。
シンプルな構造は、生産コストを下げ、市販価格を下げることにも貢献し、若い世代をターゲットとしたチノーバ社の販売戦略にも合致した』
(『ジウジアーロ デザイン&テクノロジー』日経BP社、1993 より引用)
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